Kさん・Sさん
卒業生の声 vol2.「夢中になれることとの出会いが人生を変える」
「もしプログラボがなければ、今の自分はない」——。
そう語るのは、現在それぞれ大学の情報科学とロボット工学で専門分野を学ぶ、プログラボ卒業生のSさんとKさん。
二人のインタビューから見えてきたのは、プログラミングやロボット制作という「夢中になれるもの」との出会いが、技術だけでなく、考え方やその後の人生そのものを、いかに豊かにしたかという物語でした。
— 「人生の転換期でした」 “熱中できる何か”との出会い
― もしプログラボに通っていなかったら、どんな自分になっていたと思いますか?
Kさん
まるっきり変わってたと思います。当時、プログラボ以外にスポーツ関係の習い事2つに通っていました。もし、プログラボに通っていなかったらロボット工学に関心を持つこともなく、スポーツに関する進路を選んでいたかもしれません。振り返るとプログラボで夢中になれた時期が人生の転換期なんです。
Sさん
僕も、「学ぶこと」に関する考え方が今とは変わっていたと思います。今の大学での研究の楽しさも、多分プログラボに通ってなかったら気づかなかったんじゃないかな。
Kさん
正直、プログラボに通う前は、熱中できるものがなかったので、ロボットプログラミングに出会って、「こんなにハマるものがあるんだ」っていうので、ずっと続けられました。
— 「これはやられたなと…」 悔しさも、驚きも、全てが成長の糧に
ー プログラボの活動で特に印象に残っている経験は何ですか?
Sさん
一番はじめに出た大会ですね。準備不足で、競技で0点を取ったりもしました。その経験は今でも頭の中に残っています。
Kさん
僕は、全国大会で他のチームのロボットを見て「こんなことできるのか!」と衝撃を受けました。自分たちには無かった発想で、「これはやられたな」と、当時子どもながらに思いましたね。
ー その悔しさや驚きがあったからこそ、さらに夢中になったんですね。
Sさん
そうですね。やっぱり、「来年も、またその次の年も」と挑戦するのがすごく楽しかったです。「全国大会の先に世界大会もあるよ」と聞いて、「こんな世界があるんだ!」と知った時は、また来年も出たいと強く思いました。大会に出なきゃいけないと思っていたわけではなく、毎年毎年変わっていくルールに対して自分だったらどういう風に攻略するのかを考えるのが楽しかったので、プログラボを続けてこられたと思います。
— 「なぜ?どうすれば?」 夢中な探究が、論理的思考と研究の土台に―
ー プログラボでの経験は、現在の学びにどう繋がっていますか?
Sさん
「考え方」が一番変わったこと、それが今の学びに直結しています。論理的に考えなければいけない場面で、自分で考えられるようになったのは、プログラボでの経験によるものだと思います。
その「考え方」は、現在の大学での研究にも活かされていますか?
Sさん
はい。今、大学で「強化学習」という技術を使って、AIにゲームを自動でクリアさせる研究をしています。この研究の基礎となっている「なぜこうなるのか」を探究する楽しさや、課題を解決していくプロセスは、まさにプログラボでロボットを前に夢中で試行錯誤した経験そのものだと感じています。
ー 学びへの姿勢も変わりましたか?
Sさん
もしあの経験がなければ、大学の研究を「卒業するための義務」のように感じていたかもしれません。でも今は、知りたいことがあるから、面白いから研究するという気持ちが先にあります。この「楽しんで学ぶ」という感覚は、プログラボで身についた一番大きなものですね。
Kさん
僕はずっとロボットを作るのが好きで、自然に大学でもロボットを専門にしています。プログラボでロボット作りを続けていくうちに、自分の頭で考えたアイデアを実際に形にするのがスムーズにできるようになったと思います。今は3Dモデリングでロボットの設計をしているのですが、プログラボでの経験が今の専門分野にもつながっていると感じます。
— 「まとめるにはどうすれば」 チーム活動が自分を変えた
Kさんは、ご自身の変化をどう感じていますか?
Kさん
僕は、もともと人見知りで内気だったのが、大きく変わりましたね。チームで活動する中で、自然とコミュニケーションを取るようになりました。
ある年の大会でこれまでと別の競技にチャレンジするにあたって、Sさんではない新しいメンバーとチームを組みました。自分は高校生でしたが、チームメイトは中学生だったので、元気いっぱいな子たちをチームとしてまとめるにはどうしたらいいか悩んだり考えたりしました。全く関係性のなかった中学生2人を自分が大会に連れて行くぞ、という意識が強くなり、その過程で自分が変わっている・成長しているなという感覚がありました。
Sさん
チームで活動するなかで、ロボット設計とプログラミングを役割分担することが多かったのですが、チームメイトに負担をかけすぎないように考えるという意識が徐々に芽生えてきたと思います。
— 「自分の“好き”を見つけて、とことん挑戦してほしい」
最後に、これから学ぶ子どもたちへメッセージをお願いします。
Kさん
今やっていることだけでなく、勇気を出して新しいことにもチャレンジしてみてほしいです。僕も最後に挑戦したことで、新しい面白さに気づけました。
Sさん
とにかく、自分が心から「ワクワクするもの」を見つけて、それを突き詰めてほしい。言われたからやるのではなく、自分が楽しいと思うことを追求する。その経験が、きっと未来の自分を支える一番大きな力になると思います
— 「夢中になれることとの出会いが人生を変える」
卒業生二人のリアルな言葉にはこれからの時代を生きる子どもたちへのヒントがたくさん詰まっていました。
教育環境が大きく変化し、小学生のうちからデジタルやテクノロジーに触れる機会が増えている今、
「早くから始めさせなくては」と焦る方も少なくありません。
しかし、大切なのは「勉強」として詰め込むことではなく、
お子様自身が「楽しい、もっと知りたい」と思える環境に出会うことだと気づかせてくれました。
ロボットプログラミング教室「プログラボ」は、小さな「できた!」の成功体験を積み重ね、
自分で考える力を引き出す場所でありたいと考えています。