WRO2019 兵庫公認予選会

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7月29日(土) 、30日(日)の2日間、関西学院初等部にて今年もWRO兵庫公認予選会が開催されました。

初めてのロボットコンテストへのワクワク感、上手く動かせるかの不安や緊張、入賞への期待、昨年のリベンジ、上位競技への挑戦など、プログラムだけではなく、そんな気持ちや願いも乗せたロボットと共に、子ども達が熱戦を繰り広げました。

プログラボの選手たちの競技結果は以下の通りです。

【ミドル競技】
 エレメンタリー(小学生)部門  優勝、準優勝、3位  (3チームが全国大会出場)
 ジュニア(中学生)部門  2位、3位

【エキスパート競技】
 エレメンタリー(小学生)部門  優勝、準優勝 (2チームが全国大会出場)
 ジュニア(中学生)部門  優勝 (全国大会出場)
 シニア(高校生)部門 優勝 (全国大会出場)

【ベーシック競技】
 小学生部門:3位
 中学生部門:1位、2位、3位

【セミミドル競技】
 1位

兵庫県代表として、プログラボからは7チームが
8月25日に西宮市で開催されるWRO Japan 2019決勝大会へ出場することとなりました。

たくさんのライバルチームや観戦者がいる中で、臆することなく最後まで戦い抜いた子ども達の姿は本当にたくましいものでした。


ある小学生のチームは、授業では3人全員が揃うことが少なく不安な様子でしたが、それでも今自分にできることを1つずつこなすことで、サプライズルール(大会当日の朝に発表される追加ルール)を除くすべてのミッションをクリアできるところまで仕上げることができました。
練習中は他チームに比べメンバー全員が揃うことが少なかったにも関わらず、大会当日はお互いに話し合い、サプライズルールにも果敢に挑戦してくれました。
結果は1回目の競技では満点は逃したものの、再調整をし、2回目の競技では見事満点を取ることができました。
2回目の競技で全てのミッションをクリアしてゴールに止まった時、選手の一人が小さくガッツポーズをしました。
『そのような姿を初めて見た』と、後日保護者の方から伺いました。
『子供の心に火がともる瞬間を見られて感動しました』というお言葉に、私の胸も熱くなりました。

また、ある中学生のチームは『初めてのことが苦手だ』と言っていました。
当日発表されるサプライズルールに対する不安があったのでしょうか、
普段の授業から「今日やるべきこと」を書いていた生徒のノートには、自分で想定したサプライズルールと、その対策が書かれたページが追加されていきました。
自分自身と真剣に向き合うその姿勢に感動しました。
本番は想定していたサプライズルールではなかったものの、結果は1回目と2回目の競技共にサプライズルールを成功させ、ミドル競技参加チームで唯一の両競技満点という素晴らしいものでした。
スピードの差で惜しくも優勝は逃したものの、そのチームの挑戦と健闘に会場からは大きな拍手が送られました。

各チームが積み重ねてきた時間の中で、子ども達の変化や成長を感じられた事、大変嬉しく思います。
この夏の経験が子ども達の未来を支える力になってくれることを願うと共に、今後も更なる成長の手助けができるよう、私たちも精一杯頑張っていきたいと思います。

最後に、今年も子ども達のために貴重な時間を作っていただいた保護者様に、厚くお礼申し上げます。