WRO Football 2018

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8月24、25日の2日間、大阪工業大学梅田キャンパスでWROFootball競技の日本大会が開催されました。

プログラボからは夙川教室と野田阪神教室より、計8チーム22名が出場しました。

WROのFootball競技はレゴマインドストームを使って1チーム2~3名で2台のロボットを作り、1試合10分間で決められたゴールの数を競います。
1台はゴールキーパー、もう1台は攻撃というようにスポーツのサッカーに似せて作るチームもあれば、とにかく攻撃あるのみ!と2台とも攻撃に回してゴール前がガラ空きのチームもあります。

ミドル競技やエキスパート競技ではあらかじめ公表されたルールに基づき、正確なロボットを作ることが求められます。
Footballでも正確性は必要ですが、「勝負は時の運」とばかりに番狂わせが起こります。
競技時間中やハーフタイムにプログラムの変更が可能なので、臨機応変に対応する力も問われます。

このFootball競技は、国際大会では毎年開催されていたのですが、ジャッジの難しさなどもあり国内ではしばらく開催されていませんでしたが、奈良の帝塚山中・高の先生方が中心になり、昨年から国内大会を復活させました。
そのような新しいカテゴリーですので、地区予選は無しで、参加した23チームの中で優勝したチームはいきなりタイの国際大会への出場権を得られます。

プログラボの生徒たちも初めて使う赤外線センサー(ボールを追いかけるため)やコンパスセンサー(自陣のゴールを判別するため)に苦労しながらなんとかロボットを完成させて当日を迎えました。

24日はミニゲームという当日発表されるルールに対応するプログラムを作ります。
ディフェンダーに見立てたブロックを倒さずにボールをゴールに入れるというのがゲームの内容で、ロボットの走行するコースやスピードを工夫していました。
本来であればミニゲームの点数が翌日のトーナメントの組分けに活用されるはずでしたが、前日に関西を通過した台風の影響で参加できないチームもあり、エキシビジョンマッチになりました。
それでもプログラボのメンバーは一生懸命取り組み、参加チームの中で最高得点を出したチームもあり、翌日のトーナメントに向けていい肩慣らしになった様子でした。

翌25日は午前中に1グループ3チームが総当たりで行う予選トーナメント、午後からは各グループの上位2チームが出場できる決勝トーナメントが行われました。
Football競技は小学生から高校生までが一緒に参加しますので、いかにも強そうな高校生と対戦することになったチームもありました。
一度コート上で走り出したら祈るしかない状況で、一生懸命自分たちのロボットを応援する様子には他の学校の先生方も感心し、野田阪神の「FCインシアンアリー」チームがベスト8に食い込みました。

プログラボとしても初めての参加でしたが、選手たちの楽しそうな様子にミドル競技やエキスパート競技とは違った良さがあると感じました。
これからも生徒たちと様々なチャレンジを重ねていきたいですね。