WRO(World Robot Olympiad)

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自律型ロボットを使用した国際的なロボットコンテストです。世界中の子ども達が参加している大会で、2016年度においてはプログラボは「大阪」「兵庫」の2つの国内地区大会と、決勝大会に出場しました。

■2016年度
・WRO地区大会(兵庫)2016年7月31日(日)、8月7日(日)
・WRO地区大会(大阪)2016年8月6日(土)、7日(日)
・WRO2016 Japan決勝大会 2016年9月18日(日)

【プログラボ夙川 若田先生より】
7/31(日)WRO兵庫大会 小学生ベーシック部門に
出場したチームのみんなへ

はじめてのWROに出場して、みんなはどうでしたか?
思うように動かせられずに悔しい思いをしたチーム、はじめはうまくいかなくても本番でしっかりと調整して動かせたチーム、2回目では1回目よりも早く動くようにチャレンジしたチーム、いろいろなチームがあったと思います。

いつもの教室ではきちんとゴールができていたロボットでも、大会の会場では思うように走らなかったチームも多かったですね。

先生は大会ではみんなにアドバイスができないので、みんなのことを見守ることしかできませんでした。それでも短い時間の中で、ロボットやプログラムを自分たちの力だけで調整してチャレンジした姿に、先生は本当に心から拍手を贈ります。(実は感動して泣いていたんですよ)

4月からプログラボの教室をスタートして、基本的なことを3ヶ月間、そして大会に向けて1ヶ月間でロボットとプログラムを作ってきました。

どのセンサーを使うのか、どのパーツを使ってどうやって組み立てるのか、どんな動きかたをするプログラムにするのか、チームの仲間と相談したり、時には意見が異なることもあったでしょう。

もしかしたら途中で飽きちゃって遊んじゃうこともあったかな?

先生は大会での点数よりも、みんながそうやって自分の力で考えたり、工夫したり、難しい問題に取り組むことが大事だと思っています。

ロボットが途中でとまりそうになってもあきらめてリタイアせずに、もう一度動き出すまで待っていたチームがありました。それはみんなが自分達で考えて工夫して作ったロボットだから、もう一度動き出すのを信じることができたのでしょう。

これからもロボットの組み立てやプログラムをみんなと一緒に楽しみながら学んでいけたらなと思っています。そしてまた来年も一緒にWROに出場して、新しいことにチャレンジしていきたいな!

保護者のみなさまへ
今回は皆さまのご協力もあり、無事にWRO兵庫大会ベーシック部門を終えることができました。ありがとうございました。
小学校1年生と2年生の生徒達が、本番でどこまで自分達の力を出せるのか、信じている気持ちが半分、不安な気持ちが半分でした。力を出し切れた子もそうでなかった子もいましたが、1ヶ月という短い期間で自分達で考えてロボットを組み立て、プログラムを作ってきました。

見た目も動き方も個性豊かなロボット達が、それぞれに工夫をこらしてゴールへ向かう取り組みは、子供達にとっても貴重な経験だったと思います。

中にはセンサーやパーツが外れそうになりながら走っているロボットもありましたね。見た目にはスマートではないロボットもあったかもしれませんが、子供達が自分達で考え、悩み、問題に取り組み、そして解決していく姿勢こそが、ロボットプログラミングでは最も重要なことだと考え、それがこれから生きていく力になると信じております。

今回の大会で子供達の姿を見ていて、本当に成長を実感し、私共の想いが伝わっているのだと思えました。これからも子供達みんなの成長の手助けができるよう、私共も精一杯がんばってまいります。